ISDドラフトの環境もすっかり後半戦。環境理解が「周知浸透」フェーズとなり、自信のあるアーキタイプを持って決め打ちしてくる人が多く残り、結果として表面化するのが、「弱い色の押し付け合い」・・・という、いつもの後半戦の様相を呈してきました。

先週末はドラフトを1度だけ起動しました。嫁の動向が読めなかったため、途中でドロップできる4-3-2-2卓にエントリしました。

初手は、装備品「肉屋の包丁」か、青「錯乱した助手」の選択肢という、素晴らしくはないパックでした。
純粋なカードパワーはもちろんのこと、上家の動向を見ながら受けを広くやれる「装備品」の方をピックしましたが、これは良くない選択であったと思います。受けが広いのは、実は「青」というカラーでした。

「茶色カードを初手にするのは、態度が保留できて受けの広い選択」、とは昔から言われるものの、一方で、下家には自分の色を主張できないネガティブさもあります。
とくに、イニストラードの場合には、青は受けが広い・・・とくに、最も不人気な「黒」と相性がよいため、受けを広くいくという意味では、「錯乱した助手」を初手でいくという選択はありでした。

その後、想定内の動きですが、上家から最弱「黒」を押しつけられながら、プールの厚い「白」をつまんでいくという、またしても残念な「黒メイン白」の流れで、しかも今回は青、緑といったカード出現もそれほど悪くなかったため、「負け組」な展開でドラフトが進みました。

各人の環境理解が進んだドラフトの後半戦は、こうして、弱い色を押しつけられることが多くなってくるのですが、そんな中での正しい立ち回りというのは私も明確には答えられません。ただ、できうる最善の対処としては2通り・・・「流れがよくても、断固として弱い色に手を出さない」か、「弱い色と相性の良い色を、先に明確に主張していく」ということになるのではないかと思います。

というわけで、これだけ黒が嫌われていることを改めて感じた現在、同じシチュエーションであるならば、次回から私は「錯乱した助手」ピックで行こうと思います。

ちなみに、対戦結果はどうだったかというと、4-3-2-2でノルマ1勝のクオリティのデッキでしたが、1回戦をなんとか突破してノルマを果たした後、2回戦は白青飛行(スピリット)デッキが相手でした。
1本目、相手の場に飛行スピリットが4体並んだ上、相手の墓地には「戦慄の感覚」もあるという敗北決定のシチュエーションだったのですが、私の総アタックに対して、相手が「戦慄の感覚」を使ってこず、しかも「村の鐘鳴らし」をブロック指定フェーズでキャストするという凡ミスで、アンタップした生物をブロックに使えずそのままダメージが通ってしまう、何という勝利・・・。
2本目は相手に登場した青レア「瀬戸際からの帰還」がどうしようもできず、3本目も普通に戦ったら自分のデッキに勝ち筋はないことはわかったので、スローなコントロールデッキに最後までじっくりプレイにつきあって時間を消化。そして3本目、相手の持ち時間5分強からの時間切れ勝ち。(もちろん相手が優勢の状況でした)
実質上、1勝もしておらず、以前、ろせさんから「紳士的な観念から、マジックのプレイヤーとしてどうよ?」と非難(苦笑)された勝ち上がり方でしたが、相手も強くなる上でそうやって悔しい思いを通過しなければならないと思い、心は痛くなるも容赦はしませんでした・・・。
そして、3回戦目は相手がドロップしており、不戦勝勝ち。

という、酷い内容の、業を背負ってしまった感じの3勝で、たぶん、次から私はしばらく闇に飲まれることになるでしょう。ただ、私も今回のドラフト時の失敗を受けて、ドラフトの戦略は変えていくつもりです。

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