「日本はなぜ・・・」本文および皆のご意見、私も楽しく読ませていただきました(笑)。
さて、先週末はMOにタッチできなかったのですが、この盛り上がっている状況下、昨晩嫁の隙をついて1度だけドラフト。

【ピック譜】M11/8-4
http://space.geocities.jp/draft_toshiyak/1009draft/100909_01wu.html


■今回のピック

初手は、タイトルにあるように、白レア「審判の日」。この初手だと青白コンがベストで、緑は避けたいなと思いつつ、2手目は熟考の結果、緑レア「強情なベイロス」をピック。手札破壊が強いM11環境と、個人的にオンスロート最強ボムを「貪欲なるベイロス」と思いだしたからですが、M11で強い緑デッキを組むのは難しいなとも。
その後、ビートダウン的な白パーツが流れてきたので、デッキ完成系を白単タッチαを想定しながらピック。「銀毛のライオン」は私の中では非常に評価が高いです。
タッチカラーは最後まで決まりませんでしたが、(3-7)で「睡眠」を隣に流すことができずタッチ青に。もしここで白「力強い跳躍」をピックしていたら、メインから白単タッチ緑で、もっとスマートで骨太のデッキができていたと思われ後悔しましたが・・・。

2マナ帯を高速展開し、3マナの飛行などでアクセントをつけながら、数枚のスペルで最後のひと押しをするプランです。スペルが少ないためメインでは緑をあきらめ青でサポート。タッチ青は「巻物泥棒×2」「送還」「睡眠」。
サイド後は青や黒相手には緑にチェンジし、「ルーン爪の熊×2」「強情なベイロス」「酸のスライム」です。


■ウイニーは全体除去をプレイするか?

さて、ここで、こういった高速ウイニーデッキでの、初手「審判の日」のかみ合わせについての考え方・・・。

かつて私がドラフト初心者の段階を卒業し、少しづつドラフトに勝てるようになってきた頃の話。
アポカリプス×3のドラフトで、素敵な「緑黒」のビートデッキをドラフトすることができたときの話です。初手で強力な「Pernicious Deed」も開封してのですが、先にこちらが生物を並べて物量で押し切るプランだったので、いかに強力とはいえ、全体除去「Percicious Deed」は手札に腐ってしまい、こちらのゲームプランに合わないのでないかという疑問が浮かびました。

当時、私は、同じ店に通う男の子(後プロになる)にドラフトを教えてもらっており、デッキとゲームプランをみせて尋ねました。彼は信じられない表情で「あたりまえだろ、Deedは絶対入れろ」。
経験不足の私は「そっかなあ・・・」と半信半疑であったものの、膠着した場や相手のボムを「Deed」で流して勝利するというシーンが幾度もあり、大きなことを学びました。

まあ、わかっている人にはあたりまえのことですみません(笑)。

古典的な構築戦でも、白単ウイニーのサイドには、「神の怒り」が2~3枚くらいとられることが多いですが。同系対決や、緑単相手など。いくら自分のデッキが早い(そして、遅い展開になると弱い)といっても、ドラフトでは相手も生物を展開していく手前、相手のボム投下の後のリセットは、自分に流れをひきよせる大きな武器になります。

というわけで、ノータイム・シンキングで「審判の日」はデッキに入ります。


■ビートダウンのプレイングの醍醐味

DNで交流させてもらっている方々は、ドラフトではコントロールを好む方が多い感じなので、今回は、ピュアなビートダウンデッキをプレイする楽しさについて述べさせていただきます。

デッキも悪くなかったので、多くの試合は一方的に勝利で3-0でしたが、薄氷を踏んだ一戦目の青黒戦にビートダウンvsコントロールの醍醐味があると思ったので紹介します。

【ゲーム1】

こちらの先攻でマリガン。初動は2ターン目「白騎士」。相手はランドをセットするのみ。

3ターン目、こちらの手札は白「銀毛のライオン」「野生のグリフィン」「審判の日」、青「巻物泥棒」と「土地」

ここで選択肢は「野生のグリフィン」と「巻物泥棒」ですが、この選択はビートダウンデッキにとって、ゲームの勝敗を分ける部分です。

①野生のグリフィン → パワー2と打点が高く、飛行なので地上生物ではブロックできない
②巻物泥棒 → 打点は低いが、ブロッカーがいないと相当のプレッシャー

上記選択肢で、ビートダウン的なゲームプランで活躍してもらいたい本命は①です。

ただし相手2マナオープン状態でマナリーク警戒。そして青黒なので絶対に除去もある。ビートダウンで大事なのは、相手に与える心理的なプレッシャー。まずは除去を使わせるため「巻物泥棒」をキャスト。マナリークはされず無事着地。返しのターン、相手は黒「泥沼病」で「巻物泥棒」を無力化してきます。

ゲームの結果をみると、実質的にここが勝負の分かれ目でした。
ここで相手も「除去」でなく、ブロッカーである「生物」をキャストするという選択肢があったと思います。しかし白青相手で「破門」などでバウンスされる危険性が高いため、「除去」をプレイすることが正しい選択に見えたはずです(私が相手だったらそう考えます)。
実際は私の手札に除去はなかったので、ブロッカーをだされたら、ただの1/3になってしまい、こちらが攻勢を失った後のカードアドバンテージにこちらが敗北していた展開でしたが、終始攻勢な展開で、除去「脆い彫像」のトップデックで無事削りきりました。


以上はあくまで、この数年カジュアルなドラフトばかりの私の一例ですが、ビートダウンの醍醐味は、相手に与える「プレッシャー」をコントロールする部分にあると思ってます。
ちなみに、今回のデッキでは、白タッチ緑が正解だったようで、サイド後は毎回、青から緑にチェンジしてました(苦笑)。

M11でのビートダウンの友は、「銀毛のライオン」と「ゴブリンの長槍使い」です。時に戦略的に、時に博打プレイ。よいビートダウンライフを!

コメント

tessenn
2010年9月10日22:09

最後に《ゴブリンの長槍使い/Goblin Piker(M11)》の名前が出てきて嬉しいですwリミテッドではとにかく1枚のカードで4点削るプレイングを心がけているので計算しやすいこいつは素敵です。

toshiya k
2010年9月11日14:48

お疲れ様です。。。
一枚で平均4点叩きだせば、5枚のカードで削り切れる計算ですよね。「ゴブリンの長槍使い」が叩きだすダメージ、および、波及効果(ブロックされて死んでいく間に他の打点の高い生物がかわりに与えてくれるダメージ)を計算すると、相当のものですよね。。。赤の濃いデッキの必須カードとして、大好きです。

彼らもまだまだポジション低いようですが、だからこそ、下層階級で集まってゴブリン王国築いていきましょう!こちらもうれしいです。

toshiya k
2010年9月11日14:49

お疲れ様です。。。
一枚で平均4点叩きだせば、5枚のカードで削り切れる計算ですよね。「ゴブリンの長槍使い」が叩きだすダメージ、および、波及効果(ブロックされて死んでいく間に他の打点の高い生物がかわりに与えてくれるダメージ)を計算すると、相当のものですよね。。。赤の濃いデッキの必須カードとして、大好きです。

彼らもまだまだポジション低いようですが、だからこそ、下層階級で集まってゴブリン王国築いていきましょう!こちらもうれしいです。

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