まだまだZEN×3/MO環境事情レポート
2010年1月18日 TCG全般 コメント (3)更新しておりませんが、ぼちぼちMOはやっています。試行錯誤の結果、MOのZEN×3だけに特化したメソッドとして、今は戦術的に安定し、5連続3-0を含め勝率はかなりよくなってますが、完全にルーティン化した「作業」になっています(汗)。
あくまで自分の私見ですが、ZENドラ環境後期の色の評価について改めてメモ的にまとめさせていただきます。
■黒 ~まだまだ評価の低い最強の色
ZEN×3では、この色が最強・・・の割に、それほど人気がないので、非常にやりやすい割の良いカラーです。とくに8-4では、この最強色をやらせてもらえることが多く、助かってます。
逆に、どうして実力の割に人気がそれほどでないかを考えてみると・・・。
アンコモンの「マラキールの門番」「夜鷲」「湿地での被災」、コモンの「忌わしい最期」のようなわかりやすく強いカードが目立つ中、逆にいえばこれらのカードがなければ黒をやらない人が多いから、でしょうか?(実際、相手がプレイしてくる黒デッキには、これらのカードが多く入っているため)
実は以上のようなあからさまな強力なカードがなくても、黒は十分強いです。
黒からはいった場合、黒青(黒のビートダウン力に、青のテンポ&回避だったり、同盟者シナジーだったり)が多いですが、黒赤(タッチ赤で「マグマの裂け目」「反逆の旗印」などの安い除去)などの形が作りやすいです。黒白も悪くないですが、黒緑では3勝したことはありません。黒メインの場合は、コントロールというよりも、ビートダウンで組んだ方がよいと思われます。
■青 ~後からいつでも参入できる安心の色
8-4、4-3-2-2を通じて、おそらく最も人気がなく、やりやすい色です。後からいつでも参入できるという安心感があります。飛行生物やバウンスなど、わかりやすく強力なカードが多い割に、最も参入しやすい理由は、他の色の強力カード(除去など)を先におさえておかないと、という共通認識が卓にあるからでないでしょうか?
ただ逆に、皆がやらないだけあって、カード的にはまずまずよくても、全体としては中途半端な感はあります。明確な意思があって、青をプレイするのはよいのですが、注意すべきは、青を押しつけられた形で青をやる場合です。とくに、赤ではいって、青をおしつけられた場合はとくに危険です。ドラフトピックの総得点的には良いと思った赤青デッキでも、対戦してみると結果を残せないなんてことは多いのではないでしょうか?自分的に、今回のZEN×3の赤青は、「敗者の色」だと思っています。
青で組み合わせが良いのは、緑と黒です。緑の場合はコントロールデッキ(ライフレース逆転型)、黒の場合は飛行生物でビートダウンのサポートという役割です。
■緑 ~「最弱」のレッテルをくつがえした色
環境前半は「最弱」とののしられ続けた緑ですが、今はそのレッテルは全くなくなりました。8-4の決勝戦でも、緑デッキと戦うことが多い昨今です。ただ、デッキ構築に関しては、知っていると知っていないのとで全然強さが違います。緑に関しては、緑青か、緑単、そして、多色の同盟者デッキ以外は基本的にありえません。(あくまで「基本的に」の話です)
とくに、4-3-2-2の場合は、まだまだ緑の魅力が知られていないので、緑をやる魅力がたくさんあります。デッキとしては、ビートダウンデッキではなく、完全なコントロールデッキになります。序盤を「ニッサに選ばれし者」や「オラン=リーフの出家蜘蛛」などで固めつつ、「大木口の幼生」や飛行生物で攻撃し、巨大化系呪文でライフレースを制する感じとなるゲームが多いのではないでしょうか?
このタイプのデッキで大事なるカードとしては、私的には「無謀なる識者」だと思ってます。前半必要で後半無駄、もしくはその逆みたいなカードばかりで構成されているため、デッキを回すための潤滑油が必要だからです。3マナ帯が比較的空いているということもあります。
■赤 ~除去豊富だが扱いづらい色
環境初期は、赤ばかりやってました。とくに赤単・・・満載除去でバックアップされながら、「土百足」や各種速攻生物などでビート、「尖塔の連射」フィニッシュという形が非常に爽快なのですが、ある時から限界を感じるようになったのは、オーバードラフトの影響でしょうか。最近は、「土百足」や「噴出する稲妻」を見ても、全く触手が動きません。それが功を奏している感じです。
とくに赤をやりたくない理由としては、他の色との相性がよくないからです。とくに赤からはいった場合、他の色とのいい組み合わせは黒以外ないのではないかと思っており、黒を周囲に潰された場合は完全にお手上げです。
赤青「負け色」、赤緑「高速環境に耐えられず」、赤白「白赤ならよいが、赤白は話にならない」、赤黒「まあ悪くないが、黒赤の方がよい」
以上を考えると、赤メインで組む魅力がなく・・・。
■白 ~卓に2名が適正、なのにいつもそれ以上の人が参入する色
白はまとまって組めればかなり強いと思っています。しかし、今の白が魅力がないのは、完全なオーバードラフト状態だからです。とくに4-3-2-2では、ちょっとしたカードで白に参入してくる人が多く、3~4名が白をからめてデッキを作ってくるのではないでしょうか?
ウイニーにタッチ除去をいれた白赤デッキを作れれば、自分的もうれしいのですが、なかなかそのチャンスはまわってきません。なぜ、こんなにみんな白をプレイしたがるのでしょうね・・・。
■今後・・・
色の構成に関しては、ワールドウェイクがはいってくると、また大きく変わってきますが、個人的に注目しているのは、白3のインスタントで、同盟者トークンが2体でてくる奴です。同盟者シナジーはやっぱり強いので・・・。
以上、雑文ですみません。ある程度定期的には更新しないと・・・。
あくまで自分の私見ですが、ZENドラ環境後期の色の評価について改めてメモ的にまとめさせていただきます。
■黒 ~まだまだ評価の低い最強の色
ZEN×3では、この色が最強・・・の割に、それほど人気がないので、非常にやりやすい割の良いカラーです。とくに8-4では、この最強色をやらせてもらえることが多く、助かってます。
逆に、どうして実力の割に人気がそれほどでないかを考えてみると・・・。
アンコモンの「マラキールの門番」「夜鷲」「湿地での被災」、コモンの「忌わしい最期」のようなわかりやすく強いカードが目立つ中、逆にいえばこれらのカードがなければ黒をやらない人が多いから、でしょうか?(実際、相手がプレイしてくる黒デッキには、これらのカードが多く入っているため)
実は以上のようなあからさまな強力なカードがなくても、黒は十分強いです。
黒からはいった場合、黒青(黒のビートダウン力に、青のテンポ&回避だったり、同盟者シナジーだったり)が多いですが、黒赤(タッチ赤で「マグマの裂け目」「反逆の旗印」などの安い除去)などの形が作りやすいです。黒白も悪くないですが、黒緑では3勝したことはありません。黒メインの場合は、コントロールというよりも、ビートダウンで組んだ方がよいと思われます。
■青 ~後からいつでも参入できる安心の色
8-4、4-3-2-2を通じて、おそらく最も人気がなく、やりやすい色です。後からいつでも参入できるという安心感があります。飛行生物やバウンスなど、わかりやすく強力なカードが多い割に、最も参入しやすい理由は、他の色の強力カード(除去など)を先におさえておかないと、という共通認識が卓にあるからでないでしょうか?
ただ逆に、皆がやらないだけあって、カード的にはまずまずよくても、全体としては中途半端な感はあります。明確な意思があって、青をプレイするのはよいのですが、注意すべきは、青を押しつけられた形で青をやる場合です。とくに、赤ではいって、青をおしつけられた場合はとくに危険です。ドラフトピックの総得点的には良いと思った赤青デッキでも、対戦してみると結果を残せないなんてことは多いのではないでしょうか?自分的に、今回のZEN×3の赤青は、「敗者の色」だと思っています。
青で組み合わせが良いのは、緑と黒です。緑の場合はコントロールデッキ(ライフレース逆転型)、黒の場合は飛行生物でビートダウンのサポートという役割です。
■緑 ~「最弱」のレッテルをくつがえした色
環境前半は「最弱」とののしられ続けた緑ですが、今はそのレッテルは全くなくなりました。8-4の決勝戦でも、緑デッキと戦うことが多い昨今です。ただ、デッキ構築に関しては、知っていると知っていないのとで全然強さが違います。緑に関しては、緑青か、緑単、そして、多色の同盟者デッキ以外は基本的にありえません。(あくまで「基本的に」の話です)
とくに、4-3-2-2の場合は、まだまだ緑の魅力が知られていないので、緑をやる魅力がたくさんあります。デッキとしては、ビートダウンデッキではなく、完全なコントロールデッキになります。序盤を「ニッサに選ばれし者」や「オラン=リーフの出家蜘蛛」などで固めつつ、「大木口の幼生」や飛行生物で攻撃し、巨大化系呪文でライフレースを制する感じとなるゲームが多いのではないでしょうか?
このタイプのデッキで大事なるカードとしては、私的には「無謀なる識者」だと思ってます。前半必要で後半無駄、もしくはその逆みたいなカードばかりで構成されているため、デッキを回すための潤滑油が必要だからです。3マナ帯が比較的空いているということもあります。
■赤 ~除去豊富だが扱いづらい色
環境初期は、赤ばかりやってました。とくに赤単・・・満載除去でバックアップされながら、「土百足」や各種速攻生物などでビート、「尖塔の連射」フィニッシュという形が非常に爽快なのですが、ある時から限界を感じるようになったのは、オーバードラフトの影響でしょうか。最近は、「土百足」や「噴出する稲妻」を見ても、全く触手が動きません。それが功を奏している感じです。
とくに赤をやりたくない理由としては、他の色との相性がよくないからです。とくに赤からはいった場合、他の色とのいい組み合わせは黒以外ないのではないかと思っており、黒を周囲に潰された場合は完全にお手上げです。
赤青「負け色」、赤緑「高速環境に耐えられず」、赤白「白赤ならよいが、赤白は話にならない」、赤黒「まあ悪くないが、黒赤の方がよい」
以上を考えると、赤メインで組む魅力がなく・・・。
■白 ~卓に2名が適正、なのにいつもそれ以上の人が参入する色
白はまとまって組めればかなり強いと思っています。しかし、今の白が魅力がないのは、完全なオーバードラフト状態だからです。とくに4-3-2-2では、ちょっとしたカードで白に参入してくる人が多く、3~4名が白をからめてデッキを作ってくるのではないでしょうか?
ウイニーにタッチ除去をいれた白赤デッキを作れれば、自分的もうれしいのですが、なかなかそのチャンスはまわってきません。なぜ、こんなにみんな白をプレイしたがるのでしょうね・・・。
■今後・・・
色の構成に関しては、ワールドウェイクがはいってくると、また大きく変わってきますが、個人的に注目しているのは、白3のインスタントで、同盟者トークンが2体でてくる奴です。同盟者シナジーはやっぱり強いので・・・。
以上、雑文ですみません。ある程度定期的には更新しないと・・・。
コメント
私も黒最強だと思います(特に単色だとその強さは顕著ですよね)
そう言いながらも、自分は気が付くと白メインタッチ(青黒赤のいずれか)になる場合が多いです…。
白のWシンボルを取っちゃうとついつい白を濃くしたくなっちゃうんですよね…。
>作業
好成績と合わせて考えると戦略と環境が噛み合っている表れかと思います。
が、そうなってしまうと物足りない気がするのかも知れませんねw
>白
白プレイヤーが多いのは《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》や《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》の周辺にそれ以上に魅力的なコモンが存在しない為かも知れません。
タッチでも運用が可能なので、多少流れが悪くても白のピックを続けると言う選択をしてしまうのかな…?と思います。
同世代、いつも記事楽しく読ませてもらっております!
「コーの装具役」満載みたいな、白メインデッキは私も好きなのですが、なかなか白は組ませてもらえません・・・。それでフタを開けてみると、みんな白をつまみぐいしていた・・・みたいな(苦笑)。
でも、ワールドウェイクは、白期待かもしれないですね!!
bunさま>
お疲れ様です!白の卓分布に関しては、bunさんの色配置分析を非常に参考させてもらっております。
確かに、対戦してると「コーの空漁師」だけが入っている白とかありますよね(汗)。多少流れが悪くても、白のピックを続ける・・・というのは、まさにありそうです。
ALA×3のときは、戦略と環境がいつまでもかみ合わず、かなり苦労していました。ALAだけでなく、ラヴニカとか、インベイジョンとか、多色環境では自分はかなり苦労した記憶があります。自分は土地やマナフィクサーの取り方があまり上手でないんでしょうね。人によって、得手、不得手はあると思います。。。